なぜ、やる気に頼ると長続きしないのか
0. 結論|モチベーションに頼ると、続かない
WEB制作の勉強を始めたとき、振り返ってみると、最初はかなりモチベーションが高かったと思います。
当時は工場勤めで、「ここから抜け出したい」という気持ちがとにかく強かった。
必死だった、と言ったほうが正確かもしれません。
その後、WEB制作会社に転職しましたが、給料は工場時代よりも大きく下がりました。
生活を維持するために副業をする必要があり、その副業もWEB制作でした。
今思えば、この時期は
「勉強しないと生きていけない」
そんな状態だったと思います。
だから当然、勉強に対するモチベーションは高かった。
ただし、同時にやっていたことがあります。
それは、生活と行動を仕組みとして整えることでした。
- お酒をやめて、時間を作った
- 勉強するタイミングをあらかじめ決めた
- Twitter(現X)で「明日の積み上げ」を投稿してから寝るようにした
- TikTokアプリを削除した
特別なことではありません。
でも、「やる気があるから頑張る」ではなく、
やらざるを得ない環境を作ることを意識していました。
やがてWEB制作の仕事が軌道に乗り、副業と合わせて収入も安定してきました。
すると、正直なところ、勉強に対するモチベーションは下がったと思います。
それでも学びは続いていました。
理由は単純で、仕組みが残っていたからです。
その後、教職に就き、生活はさらに安定しました。
副業をしなくても問題ない収入になり、
今度ははっきりと「勉強しない期間」が生まれるようになりました。
これは、さすがによくない。
そこで改めて取り入れたのが、習慣トラッカーと小さな習慣です。
- 腕立て伏せは「1回やればOK」
- 勉強は「学習動画を開けばOK(見なくてもOK)」
- 読書は「アプリを開けばOK(読まなくてもOK)」
このルールにしました。
最初に言いたいことは、ひとつだけです。
やる気はスタートにはなる。
でも、継続の仕組みにはならない。
長く続いた理由を振り返ってみると、
そこにモチベーションはほとんど関係ありませんでした。
続いていたのは、習慣だけです。
1. なぜモチベーションは信用できないのか
モチベーションは、感情です。
感情は、
- 忙しさ
- 体調
- 環境
に簡単に左右されます。
昨日はやる気があったのに、今日はまったく動けない。
そんな経験は、誰にでもあるはずです。
それなのに、
「やる気が出ない自分はダメだ」
と、自分を責めてしまう。
これは、不安定なものを軸にしていることが原因です。
揺れるものを、続ける理由にしてはいけません。
2. モチベーションが高かった頃の話
最初は、誰でも強い動機を持っています。
- 今の環境を変えたい
- できるようになりたい
- とにかく必死
だから、時間を忘れて打ち込める。
このときは
「やらなきゃ」ではなく
「やりたい」なんですよね。
この記事を読んでいる人の中にも、
「あの頃は楽しかったな」と思い当たる人がいるはずです。
3. それでも、熱は薄れていく
ある程度できるようになると、変化が起きます。
- 成果は出ている
- 生活も落ち着いてきた
- でも、以前ほどの熱はない
これは、とても自然なことです。
問題は、
モチベーションが下がった自分を責めてしまうこと。
熱が冷めたのではなく、
環境が変わっただけです。
4. 発想の転換|続いた理由は、習慣だった
改めて振り返ってみると、
続いていた行動はすべて習慣になっていました。
やる気があるからやっていたのではありません。
やらないと気持ち悪い状態になっていただけです。
大事なのは順番です。
- 行動が先
- 感情はあと
感情が整ってから行動するのではなく、
行動するから感情が追いついてくる。
5. 習慣化の正体|小さすぎるくらいでちょうどいい
「頑張らないとできない行動」は、続きません。
だからこそ、
小さすぎるくらいでちょうどいい。
- 毎日1回
- 毎日1分
- 毎日触る
成長を感じなくても、
回路は確実に作られています。
質を上げるのは、あとでいい。
6. まとめ|まずは、感情を切り離す
- やる気を出そうとしなくていい
- 続けるための設計をする
- 習慣ができてから、質を上げればいい
これだけです。
モチベーションは、あるときだけ使えるブースター。
前に進み続けるためのエンジンは、習慣しかない。
